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新体道とは
2010.05.13

新体道は、
現代を生きるためのエクササイズとして、
様々な武道のエッセンスから、
創始者・青木宏之が開発した新しい体技です。
一人やペアで行う様々な稽古方法があり、
からだとこころの開放、周囲の人々や大自然との融和など、
非常にすぐれた効果があります。


代表的な稽古方法をいくつか紹介しておきます。

青空体操
声を出しながら、大きく柔らかく体を開いていきます。
青空に融け込んでゆくような開放感が得られ、
からだ全体からエネルギーがどんどん湧き出てきます。
極意の型である天真五相への導入にもなります。

わかめ体操
「海」役と、海で揺れる「わかめ」役とに別れて、
ペアで行う瞑想法のひとつです。
緊張、力みが取れて、心身がほぐれ、
パートナーとの深い一体感が体感できます。
深い静かな瞑想状態へと自然に導かれていきます。

天真五相
新体道の基本であり極意の型です。
手のひらをいっぱいに開き、のびのびと発声しながら行う、五つの動作からできています。
誕生/成長/発展/統合/回帰という大きなエネルギーの流れを体感できる型です。
能力開発、健康増進に効果があり、
また、様々な武術の技へも展開できるものです。

新体道の大基本としては、
天真五相のほかに、「栄光」「光と戯れる」という型があります。
ぜひ、みなさんと一緒に稽古したいですね!


以下、Shintaido of America のホーム・ページでの説明を掲載しておきます。
(訳・文責:渡辺繁)

新体道は、読んで字のごとく、
新しい体の道です。

新体道は、日本の伝統的な武道に深く根ざしながら、
全く新しい体の動かし方のシステムとして開発されました。
それは、単なる健康体操というよりも、
体全体を使った「書」とでもいうような、
言わば、アート・フォームです。

新体道では、リラックスしつつも、全力を出し切ります。
やわらかく、のびのびと大きく体を動かします。
新体道は、まさに体を使った表現行為なのです。

新体道は、1960年代の日本において、
創始者、青木宏之を中心とした(←この一節、作者挿入))
当時のトップレベルの武道家たちによって開発されました。
平和への願いだとか、共生への願いだとか、異文化間の相互理解への願いだとか、
そういった現代人が求めてやまない願いを具体的に表現し得るような新しい体技をこそ、
彼らは創り出そうとしたのであって、
決して、敵を倒すための武技を開発しようとしたのではありませんでした。

この体技は、
クラシック音楽、フリー・ジャズ、茶道、能、抽象絵画といった、
古典から現代にいたる様々な芸術からの影響を大きく受けています。
新体道は、瞑想法と潜在能力開発法と健康法を統合するものです。
しかし、それは特定の宗教や哲学を押し付けるものではありません。

新体道は、
運動能力のあるなしにかかわらず、誰にでもできるものです。
自分のペースで、自分にできることを広げていけばいいのです。

新体道には、
激しくエネルギッシュに動くものから、
静かで瞑想的なものまで、
様々な稽古法があります。

 ・新体道本科
 ・新体道棒術(六尺棒を使います)
 ・新体道剣術(木刀を使います)
 ・新体道空手(松濤会の流れをくんでいます)
 ・瞑想法と練気法
 ・リラクゼーション法と健康体操

新体道は、ひとと競い合うものではなく、
ひとと相和すためのものです。
したがって、ひとりで行う稽古もあれば、
相手と組んで行う稽古もあります。
稽古は、柔軟体操にはじまって、
通常1時間半から2時間程度行われます。


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