按摩勉強会 松山晋一さんの推薦文
2010.05.25

松山晋一さんは、鍼灸師にして新体道稽古人。
  ワタクシと一緒に、伊東先生から按摩を習っています。

ぼくの鍼の師匠は鍼がうまくなりたければ按摩をせよ、
というのが持論です。
青木先生(新体道創始者)は組み手が上手になりたければ按摩するのがいい、
とおっしゃいます。

要するに体を使った技を習得するための土台を
按摩がつくってくれるのでしょう。
按摩は、姿勢、呼吸、立ち位置、手指の使い方、
タイミング、力の使い方、方向、スピード、・・・
といった体技に必要なすべての要素について吟味するのに
恰好の場を提供してくれるものなのでしょう。

池田政一(鍼灸師、「臨床に生かす古典の学び方」等、著書多数)は、
実際に鍼を手にする前に何年か徹底的に按摩をすべきだといい、
そうすることで氣の出る手をつくることができるといっています。

しかし、日本では古来から伝わる本物の按摩の型というものが
失われてしまっているようです。
実際、日本では技を伝える際には、見て憶えよ、とか、
技は教えてもらうものではなく盗むもの、などといった方法がとられ、
システマティックに教えるということをしないできたために、
ここへ来て急速に型が失われてきてしまっているのが現状のようです。

実際ちゃんと教えてくれるところは、探してもなかなかないんですよ。

伊東先生に指導して頂く按摩勉強会はおススメです。
まず、日本古来の按摩の型のエッセンスがそのままに伝えられている点。
それがアメリカへ伝えられ、術者に負担の少ないものに劇的に改良されている点。
そして、当時既に西海岸では凄腕として知られていた
伊東先生をして脱帽させた型のパワー。
それを技の継承という点で、型の力というものを知り尽くした
伊東先生から教えてもらうことが出来る幸福。
技を伝える号令という点に関して、
その考え尽くされた精緻な構築力のすごさは、
伊東マジックとしてぼくたちは存分に味わって来ています。

そして、単なる按摩というものを越えて、
天人合一、身心一如、自他一如、武医一如といった思想が、
その手技のすべてを貫いて流れています。

是非いっしょにこの型を勉強しましょうよ。


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